アメリカン・グラフィティ[吹][PG12]
1960年代初頭の“幸福なアメリカ”を生きた若者の青春を懐かしの曲にのせて描いた、G・ルーカス監督の出世作。
ジョージ・ルーカス監督自身の体験を基に、ベトナム戦争に突入する前の“幸福なアメリカ”が描かれた群像劇で、その後の多くの青春映画に影響を与えた。年代もののクラシック・カーや服装、髪型など、当時のアメリカの流行を追体験する楽しみに加え、映画監督に転身して大成功を収める前のロン・ハワード、本作を機に、『スター・ウォーズ』でのブレイクへとつながる若き日のハリソン・フォードらの初々しい姿も、見どころ。
【ストーリー】1962年、夏も終わりに近づいたカリフォルニア北部の小さな田舎町。高校を卒業し、東部の大学に進学が決まっているカートとスティーブは、明日にはこの町を離れて行くことになっている。故郷で過ごす最後の夜を満喫しようと、彼らは親友のテリーとビッグ・ジョンを誘い町へと繰り出していった。カートは白いサンダーバードに乗った美女にひと目ボレして彼女を追い求め、スティーブは恋人とケンカして絶交の危機に瀕するが…。