マーク・オハローラン（フランシス・ベーコン卿役）｜インタビュー公開『メアリー＆ジョージ　王の暗殺者』

ありがたいことです。フランシス・ベーコンは哲学者であり、作家であり、外交官であり、舞台裏のプレイヤーでした。権力を掌握し、そして失脚した人物です。歴史上の人物を演じるのはいつも楽しいです。なぜなら、そのキャラクターはすでに存在しているから。彼らの言葉は書き残されており、本を読むことができます。ダフニ・デュ・モーリエ（イギリスの小説家。ヒッチコックの『鳥』、『レベッカ』の原作者）のフランシス・ベーコンの素晴らしい伝記があるのですが、すごく面白かったです。そしてある日、ロンドンのロイヤル・アカデミーを通りかかり、そこにフランシス・ベーコンの大きな彫像が立っているのを見つけました。それを見て「よし、彼になるぞ」と思いました。 とても刺激的で、聡明で、そして狡猾な人物です。

彼は46歳の時に13歳の少女と結婚しました。しかし、その結婚は普通とは言えなかったようで、ベーコン自身はゲイであったと言われています。驚きましたが、当時としては珍しいことではなかったと思います。

大げさには描かれていません。ドラマの中心のテーマではありませんが、ジェームズ1世自身が同性愛者であったため、宮廷での出世のために利用されていたことを描いています。ジェームズ1世は魅力的な若い男性に贈り物や権力を惜しみなく与えました。それは宮廷での策略の一部でした。王の寵愛を受けている間は、宮廷で保護されることになります。そのような形で利用されていました。

フランシス卿は、王の寵愛を受けるほどハンサムではなかったと思いますが、彼は別の方法でセックスを利用しました。彼はそれを他人に対する力として使いました。ある人の性的指向を利用して、権力を獲得しました。ジョージには秘密の恋心を抱いていた気がします。彼はジョージの魅力を利用して陰で糸を引こうと企みます。

時代劇に出演したことがなかったんです！私は大体トラックスーツを着ているような人物を演じてきましたから（笑）。そんな私がシルクやリボンをたくさん着せてもらえるなんて！絶対やりたいですよ。フランシス卿のキャラクターが好きです。このような強烈な人物を演じることができて光栄でした。

私のヒールは3インチくらいのソフトなものだったので楽しかったですよ。ヒールがあると姿勢がよくなります。足を痛めた人もいましたが、私は大丈夫でした。
もしかしてヒールを履くために生まれたのかも（笑）

セックスと権力の政治に関する心理的なドラマであることです。人々の願望や欲望、それが腐敗した宮廷の中でどのように渦巻いているのか描いています。誰もが生きるか死ぬかの戦いを繰り広げています。とてもハイクオリティな作品です。

メアリー＆ジョージ　王の暗殺者
​ドラマ公式ページ：https://www.star-ch.jp/drama/maryandgeorge/1/

▼配信
＜字幕・吹替版＞全話独占配信中！
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0D9D52MV7/

＜ストーリー＞
17世紀、エリザベス1世から王位を継承したジェームズ1世が統治するジャコビアン時代イングランド。地主階級ながら野心的なメアリー・ヴィリアーズは、暴力的な夫や質素な暮らしに嫌気がさし、容姿端麗の次男ジョージをフランスに送って、裕福な女性と結婚する社交術を習得させようとする。しかし国王ジェームズ1世が若い男性に目がないことを知ると、息子を国王の愛人にし、権力と富を手に入れるという大胆な計画を企てる。フランスから帰国したジョージは、母の導きのもとに数々のライバルを蹴落とし、ジェームズ1世の寵愛と信頼を得て、「バッキンガム公爵」として王政を司る枢密院メンバーにまで上り詰める。一方、自らも上流貴族と再婚したメアリーは、陰謀や策略を張り巡らし、ジョージと共に富と権力と称号を手に入れる。ヴィリアーズ家は宮廷で最も影響力のある一家に成り上がっていくが、政治家のフランシス・ベーコンら政敵との権力争いや敵国スペインとの確執など、彼らの成功を阻む問題が浮上するなか、次第にメアリーとジョージが対立し…。

ハッシュタグ： #メアリージョージ #ジュリアンムーア #ニコラスガリツィン #ニコラ・ウォーカー

『メアリー＆ジョージ　王の暗殺者』© Sky Studios Limited 2024