僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE

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  • <字幕版>12/10(火)夕方 6:00 ほか
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『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督がテレビドラマに初挑戦

ルカ・グァダニーノ氏自ら監督、脚本、製作総指揮を務めた本作は、アイデンティティの探求やジェンダー、人間関係、家族などの身近なテーマを、イタリアの夢のような景色のなかで、胸を締め付けられるような痛烈さと共に描いた青春ドラマ。主人公を演じるのは『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』や『シャザム!』など話題作での活躍が続くジャック・ディラン・グレイザー。美しい景色とともに俳優たちの瑞々しい演技が光る。

あらすじ

ニューヨークに住んでいたフレイザーは、母親がイタリア米軍基地へ異動になったことをきっかけに引っ越すことに。最初は新しい環境に興味がなかったが、隣に住むケイトリンと出会い共通の悩みを通して距離を近付けていく…。


深掘りコンテンツ ースターチャンネル通信ー

僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE

『僕らのままで』ルカ・グァダニーノ監督がみずから綴った、プロダクションノート

『僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE』の制作秘話や、想いを綴ったプロダクションノートが公開された。

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イントロダクション

ルカ・グァダニーノ監督がテレビドラマに初挑戦!カンヌ国際映画祭・監督週間でも選ばれた期待作

『君の名前で僕を呼んで』(2017年)、『サスペリア』(2018年)など数々の話題作で世界を驚かせ続けるルカ・グァダニーノ監督がテレビドラマに初挑戦。アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞ほか、名立たる賞レースでのノミネート、受賞歴を持つ監督自ら脚本、監督、製作総指揮を務めた本作は、コロナウィルス感染拡大の影響によりあえなく中止とはなったが、2020年のカンヌ国際映画祭・監督週間にも選出されるなど、アメリカでの放送前から期待が集まった注目作。描かれるのは、監督のこれまでの作家性が凝縮されたような、10代の少年少女のままならない青春、そして苦悩だ。手書き風のタイポグラフィ、スローモーションやPOVなど挑戦的なシーンも多数あり、2020年代を代表する1本となるだろう。

テーマは10代の少年少女のアイデンティティの模索

これまで悩める10代の苦悩と成長に向き合ってきたグァダニーノ監督らしく、物語の主人公は14歳の少年・フレイザーだ。軍人の母、そして母の妻とニューヨークからこの地にやってきた彼は、新しい環境になじもうという気力があまりない。そんな中、隣に住む同年代の少女・ケイトリンと出会い、二人は次第に友情を育んでいくが―ー―ー。ふたりの少年少女を中心に、それぞれのキャラクターが自分が本当は何者なのかを明らかにすることの複雑さに悩み、模索する姿が丁寧に描かれる。

“第2のティモシー・シャラメ” ジャック・ディラン・グレイザーほか、10代のキャストの輝く演技

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』で過干渉な母親と暮らす少年・エディ役など子役時代から華々しい活躍を見せるジャック・ディラン・グレイザーがオーディションを経て主人公・フレイザー役に抜擢。子役の印象が強い彼も17歳を迎え、これまでとは違った大人と子どもの中間で揺れ動く10代を見事に演じている点に注目したい。そして、もうひとりの中心人物・ケイトリン役にはイタリア出身の新人、ジョーダン・クリスティン・シモンが挑戦。瑞々しい二人の若手俳優の表情から目が離せない。『KIDS/キッズ』でセンセーショナルなデビューを果たし、90年代のユースカルチャーのアイコンとしても知られ、最近では『デッド・ドント・ダイ』での活躍が記憶に新しいクロエ・セヴィニーがフレイザーの母親役、ラッパーや音楽プロデューサーとして有名なキッド・カディがケイトリンの父親役を演じるほか、マーティン・スコセッシの娘で俳優のフランチェスカ・スコセッシが主人公たちの同級生として登場し歌声を披露するなど、魅力的なキャストたちの活躍にも期待が集まる。

人気音楽プロデューサー、ブラッド・オレンジがオリジナルスコアを担当

イギリス・ロンドン出身のアーティスト、デヴ・ハインズことブラッド・オレンジが本作のオリジナルスコアを担当。リズミカルで切ない曲調でキャラクターの心の動きを美しく彩るほか、ジョン・アダムズ、デヴィッド・ボウイ、プリンス、ケンドリック・ラマーなど、様々なアーティストの曲を作中で採用。映画『WAVES』を彷彿とさせるような音楽性の高さにも注目だ。中盤でブラッド・オレンジ自身の曲”Time Will Tell”のMVを作中で主人公たちが再現するシーンも登場するなど、耳でも楽しめる作品となっている。

エピソード

僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE #7

僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE #7

基地を揺るがした悲劇の責任をめぐり、基地内全体がサラへの憎しみを募らせ分裂していく。子どもたちもそれぞれ傷つき慰め合う。フレイザーは救いを求めてジョナサンのアパートへ向かうが、酒に酔ったジョナサンとジョナサンの彼女に嫌悪感を感じてアパートを飛び出す。それぞれが悲しみと怒りに浸る中、ケイトリンの兄ダニーは大きな決断をしようとしていた…。

キャスト&スタッフ

監督
  • LUCA GUADAGNINOルカ・グァダニーノ
出演
ジャンル ドラマ / 青春
本編時間 [字]73分
制作 2020年 イタリア=アメリカ
  • PG12相当字幕版

キャスト&スタッフ

  • “フレイザー,ジャック・ディラン・グレイザー”

    フレイザー

    演:ジャック・ディラン・グレイザー

    主人公。ニューヨークから母親の仕事の都合でイタリアへ引っ越すことに。最初は周囲となじもうとしないが…。

    “ケイトリン,ジョーダン・クリスティン・シモン”

    ケイトリン

    演:ジョーダン・クリスティン・シモン

    フレイザーがイタリアで出会う少女。父の仕事を手伝ったり男勝りなところがある。

    “サラ,クロエ・セヴィニー”

    サラ

    演:クロエ・セヴィニー

    フレイザーの母。軍隊という男社会で戦う強い女性だが、思春期の息子と折り合いが良くないことに心を痛めている。

    “マギー,アリシー・ブラガ”

    マギー

    演:アリシー・ブラガ

    サラと同じ基地で従軍看護師として働くサラの妻。優しく包容力があり、息子であるフレイザーはマギーには心を開いている。

    “リチャード,キッド・カディ”

    リチャード

    演:キッド・カディ

    ケイトリンの父。サラたちが務める基地で同じく働く兵士。ケイトリンとは良い関係を築いている。

  • 監督・脚本・製作総指揮 ルカ・グァダニーノ(『君の名前で僕を呼んで』『サスペリア』)

ムービー

ルカ・グァダニーノ監督インタビュー映像

ギャラリー

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Photo by Yannis Drakoulidis © 2020 Wildside Srl - Sky Italia - Small Forward Productions Srl

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