修道女[HDレストア版]
アンナ・カリーナ主演の人間ドラマ。女子修道院の腐敗を告発した小説を映画化したことで、発表当時は上映禁止となった問題作。
放送日時
解 説
18世紀の修道院を舞台に、教会の偽善化のなかで翻弄される1人の女性の苦悩を描いた人間ドラマ。発表当時、カトリックへの冒涜だとして反対運動が起こり上映禁止に。翌年のカンヌ映画祭で初上映された経緯が物議を醸した。耐えがたい環境の中で苦悩する悲劇の修道女を、アンナ・カリーナが気高くも儚く演じている。監督は『美しき諍い女』のジャック・リヴェット。溝口健二監督作『西鶴一代女』の影響も指摘されている。
あらすじ
18世紀のフランス。家庭の事情で修道院に預けられたシュザンヌ・シモナンは、修道女になるよう強要される。新しく赴任した院長の厳格さに反抗した彼女は、拷問にかけられ、監禁されてしまう。そこで裁判に訴え、明るく自由な雰囲気の修道院に移ったシュザンヌだったが、院長に誘惑されてしまい、修道院から脱走するのだった。
監 督
- JACQUES RIVETTEジャック・リヴェット
出 演
- ANNA KARINA アンナ・カリーナ
- LISELOTTE PULVER リゼロッテ・プルファー
- FRANCINE BERGE フランシーヌ・ベルジェ
- MICHELINE PRESLE ミシュリーヌ・プレール
- FRANCISCO RABAL フランシスコ・ラバル
ジャンル | ドラマ |
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本編時間 | [字]142分 |
制作 | 1966年 フランス |
原題 | LA RELIGIEUSE |