１９３７年にアメリカ上空で発生した飛行船ヒンデンブルグ号の爆発事故。未だ真相が不明とされるこの事件を、陰謀説に基づいてロバート・ワイズ監督が映画化したパニックサスペンス。タイムリミットの要素も併せ、スリリングな作品に仕上がっている。クライマックスでは、特撮と実際の記録映像を組み合わせて事故の凄まじさを再現。陰謀阻止に奔走するジョージ・Ｃ・スコットを中心に、名優たちが繰り広げる人間模様も味わい深い。

１９３６年、ナチス・ドイツがゲルマン民族の優秀性をアピールすべく建造した、全長２４５メートルの巨大飛行船ヒンデンブルグ号が大西洋横断の航路に就く。やがて“空の豪華客船”として往復１０回の運航を無事に済ませたヒンデンブルグ号だったが、翌年、ヒンデンブルグ号がアメリカ上空で時限爆弾によって爆破されるという噂が流れる。表面的には一笑に付したドイツだったが、実際には空軍大佐フランツを送り込んでいた…。

★アカデミー特別業績賞（音響効果、視覚効果）受賞。

• ROBERT WISEロバート・ワイズ

• GEORGE C. SCOTT ジョージ・Ｃ・スコット
• ANNE BANCROFT アン・バンクロフト
• WILLIAM ATHERTON ウィリアム・アサートン
• GIG YOUNG ギグ・ヤング
• CHARLES DURNING チャールズ・ダーニング