脚本を用意せず、俳優たちと長期に渡るリハーサルを重ねて物語を構築するなど、即興演出を特徴とするマイク・リー監督が、カンヌ国際映画祭でパルムドール（最高賞）を受賞したドラマ。生き別れた母娘の再会という物語は、日常描写を丹念に積み重ねる演出によって登場人物の抱える“秘密と嘘”を浮き彫りにしてゆく。内面を感じさせる演技も圧倒的で、未婚の母を演じたブレンダ・ブレシンはカンヌで女優賞を受賞した。

ロンドンに住むシンシアは、娘のロクサンヌと暮らしていたが、生活は荒れ果てていた。そんな時、彼女のもとに黒人女性ホーテンスが現れる。何と彼女は、シンシアが産んで顔を見ることもなく養女に出した娘だというのだ。最初は戸惑うばかりのシンシアだったが、ホーテンスと会う内に、新たな生き甲斐を見出していく…。

★カンヌ国際映画祭パルムドール（最高賞）、最優秀女優賞、国際批評家連盟賞受賞。

• MIKE LEIGHマイク・リー

• BRENDA BLETHYN ブレンダ・ブレシン
• TIMOTHY SPALL ティモシー・スポール
• PHYLLIS LOGAN フィリス・ローガン
• CLAIRE RUSHBROOK クレア・ラッシュブルック
• LEE ROSS リー・ロス