ピューリツァー賞を受賞したブロードウェイの大ヒット戯曲を、名匠フランク・キャプラ監督が映画化し、『或る夜の出来事』『オペラハット』に続く３度目のアカデミー監督賞を受賞したユーモラスな風刺劇。資本主義化を推し進めていた当時のアメリカ社会を風刺し、良質のヒューマンコメディへと仕上げている。ジェームズ・スチュアートは、本作でキャプラ監督と意気投合し、以後２人で数々の名作を生み出すことになる。

大富豪カービー家の跡取り息子トニーは恋人アリスの家を訪ね、自由奔放に暮らす彼女の家族に好感を抱く。一方アリスは、自分のことを快く思っていないトニーの両親の気持ちを和らげようと、彼らを実家に招待する。彼女は家族ぐるみで、彼ら好みの家庭を演じようとしたのだった。しかし、アリスの家庭のありのままの姿を見せたいトニーが約束の前日に両親を連れてきたことから、もともと家風の正反対な両家は決裂してしまい…。

★アカデミー作品賞、監督賞（フランク・キャプラ）受賞。

• FRANK CAPRAフランク・キャプラ

• JAMES STEWART ジェームズ・スチュアート
• JEAN ARTHUR ジーン・アーサー
• EDWARD ARNOLD エドワード・アーノルド
• LIONEL BARRYMORE ライオネル・バリモア
• ANN MILLER アン・ミラー