17歳の処方箋
裕福な家庭に育ちながらもやりきれない感情を抱え、人々や社会に対して怒りをぶつける17歳の少年が、様々な経験を通して少しずつ成長していく姿を描いた青春ドラマ。監督は本作でデビューのバー・スティアーズ。出演は『イノセント・ボーイズ』のキーラン・カルキンと『ターミネーター3』のクレア・デインズ。【ストーリー】裕福な家庭に育ち、一見何不自由なく暮らす17歳の少年イグビー。だが実際は、家族や社会に対して言葉にならない苛立ちを抱えていた。口うるさい母、優等生気取りのエリート大学生の兄、実の父はイグビーが幼い頃に統合失調症になって以来入院しており、今の父は母の再婚相手だった。彼が思い出すのは、大好きだった実の父のことばかり。幾度も学校を退学になった後、彼はは士官学校に入れられ、そこを脱走しようとして失敗し、更生施設送りになってしまう。夏休みになり、自分の名付け親に会うためニューヨークへと向かった彼は、そこで、スーキーとレイチェルという2人の美しい女性と出会うのだが…。