奇蹟の手/ボルチモアの友情
先天性心臓欠陥による難病“ブルーベイビー症候群”の治療手術を医学史上初めて成功させた、アルフレッド・ブラロック教授と彼の助手ビビエン・トーマスの偉業と親交を描いた感動の実話映画化ヒューマン・ドラマ。監督は『サブウェイ・パニック』のジョゼフ・サージェント。出演は『ラブ・アクチュアリー』のアラン・リックマンと『ショウタイム』のモス・デフ。エミー賞TV映画部門最優秀作品賞受賞。【ストーリー】1930年、ナッシュビル。貧しい黒人青年ビビエン・トーマスは、腕のいい大工として働きながら、将来は医学を学ぶことを夢見ていた。ある日、幸運にも高名な外科医アルフレッド・ブラロック教授の研究室で雑務係として雇われることになった彼は、持ち前の手の器用さと勤勉さを買われて教授の助手となる。そして十数年後、彼らは心臓バイパス手術により、“ブルーベイビー症候群”と呼ばれる先天性心臓欠陥をもつ乳児の命を救うことに世界で初めて成功、ブラロックは一躍世界的な脚光を浴びる。しかし一方、その偉業に多大な貢献をしたビビエンの功績は、彼が黒人であるということと、彼が医師免許を持っていなかったことから全く認められなかった。そのことに苛立ちを覚えたビビエン