日曜日には鼠を殺せ
かつてスペイン内乱で活躍し英雄となったゲリラの元リーダーと、彼を逮捕することに執念を燃やし続けてきた警察署長の20年越しの因縁の対決を描いたドラマ。監督は『地上より永遠に』のフレッド・ジンネマン。出演は『アラバマ物語』のグレゴリー・ペックと『革命児サパタ』のアンソニー・クイン。【ストーリー】スペイン内乱で英雄となったマヌエル。彼はフランスへ亡命し、20年経った今では往時の勢いも失せ、淡々とした日々を過ごしている。一方、スペインの故郷では、町の警察署長ビニョラスが内乱以来マヌエルの逮捕だけを執拗に念頭に置いていた。そんなある日、マヌエルの母が危篤との知らせが入る。これをネタにマヌエルをおびき出そうと画策するビニョラス。息子の身を案じた母は、フランスの息子のもとへ知らせに発つ神父に、決して帰って来てはならないとの遺言を託して息を引き取る。だが、やがて神父からすべてを聞いたマヌエルだったが、身の危険を承知で再び祖国に足を踏み入れるのだが…。