不眠症で１年間一睡もできずにいる男が、次々と不可解な出来事に遭遇するサイコスリラー。役作りのため３０キロもの減量を行ったクリスチャン・ベイルが、鬼気迫る熱演を披露。肋骨が浮き出てやせ細ったその肉体は衝撃的で、その甲斐あって追い詰められてゆく主人公に説得力を与えている。謎を散りばめながら進行するストーリーと、終始不穏な空気を湛えた映像を構築したのは『ワンダーランド駅で』のブラッド・アンダーソン監督。

工場で平凡な機械工（マシニスト）として働くトレバーは、極度の不眠症で１年間も眠っておらず、身体が痩せ衰えていた。ある日、彼は自宅の冷蔵庫に不気味な張り紙を見つけるが、それと前後して不可解な出来事が続発し始める。同僚ミラーが機械に挟まれて片腕を失う事故に遭い、トレバーも危うく命を落としかける。そして、それらの出来事の陰には、何故かトレバー以外誰もその存在を知らない新入りの大男アイバンの姿があった。

• BRAD ANDERSONブラッド・アンダーソン

• CHRISTIAN BALE クリスチャン・ベイル
• JENNIFER JASON LEIGH ジェニファー・ジェイソン・リー
• AITANA SANCHEZ-GIJON アイタナ・サンチェス＝ギヨン
• JOHN SHARIAN ジョン・シャリアン
• MICHAEL IRONSIDE マイケル・アイアンサイド