ステラ[吹]
ベット・ミドラー演じる女手ひとつで家庭を支える未婚の母と、その娘との20年に渡るあたたかな愛情に満ちた関係を描く。
オリーヴ・ヒギンズ・プローティの原作小説「ステラ・ダラス」を『ローズ』のベット・ミドラーを主演に迎えて映画化。“肝っ玉母さん”という風貌ながら、女の強さと哀しさの両方を醸し出したベット・ミドラーの演技が見事。ちなみに原作は計3回映画化されており、前2作はサミュエル・ゴールドウィンの製作。本作はその息子、サミュエル・ゴールドウィン・Jr.の製作という、親子2代にわたるこだわりの作品となっている。
【ストーリー】NYの北にあるうらぶれた町、ウォータータウン。女だてらにバーテンダーとして働くステラは、名家出身の医大生スティーブンに一目惚れされ、彼の熱意に押されるように交際を始め、妊娠。シングル・マザーになることを決意したステラは、無事、娘のジェニーを出産する。ステラはジェニーのために必死で働き、貧しいながらも母娘ふたりの生活は楽しく過ぎる。しかし、やがて年頃になったジェニーはステラに反発するようになる…。