シドニー・ルメット監督が、視聴率獲得のために手段を選ばないテレビ業界のスタッフ・出演者たちを描いた社会派サスペンスドラマ。アカデミー賞で主演男優賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞の主要４部門を受賞した。怒れるアメリカ国民の代表として振る舞ううちに、妄想へと取り付かれてゆく男性司会者を、これが遺作となったピーター・フィンチが熱演。テレビ業界の非情な舞台裏を、登場人物各々の思惑を交錯させながら描く。

かつて高視聴率を誇っていたＵＢＳの看板報道番組も今や低落に喘ぎ、局の存続危機にまで発展していた。やがて局は買収され、かつて人気ニュース・キャスターだったハワード・ビールは長年の盟友でもある報道部長マックスに解任を言い渡される。視聴率だけを神のように崇める会社のやり方に不満を爆発させ自暴自棄になったビールは、なんと最後の本番中に突然自殺宣言をするという暴挙に打って出るが…。

★アカデミー主演男優賞（ピーター・フィンチ、ウィリアム・ホールデン）、主演女優賞（フェイ・ダナウェイ）、助演女優賞（ビア

• SIDNEY LUMETシドニー・ルメット

• FAYE DUNAWAY フェイ・ダナウェイ
• PETER FINCH ピーター・フィンチ
• WILLIAM HOLDEN ウィリアム・ホールデン
• ROBERT DUVALL ロバート・デュヴァル
• NED BEATTY ネッド・ベイティ