マイケル・ダグラスが几帳面で頑固過ぎる男を不気味に快演した社会派サスペンス。猛暑・渋滞・恐喝・不親切、不穏さが積み重なり、突然キレてしまった男のエスカレートしてゆく暴力を描く。ストレスの高い現代社会の病理をキレた男の姿に投影し、暴力描写の中に社会風刺を込めたのはジョエル・シューマカー監督。アメリカ市民の見本とされてきた人物が、時代の変化で居場所を失う哀愁をダグラスが見事に演じている。

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猛暑のロサンゼルス。朝のハイウェイの大渋滞の中に“Ｄ－フェンス”と名乗る一見平凡なサラリーマンが運転する車があった。ストレスを溜め平常心を失った彼は、突然車を乗り捨てると、元妻と娘の住む家へ電話をするために歩きだした。コンビニで両替を頼むが断られ、言い争いになった彼はバットで店を破壊。さらに襲ってきたチンピラから銃を奪う。やがて、Ｄ－フェンスは市民を震え上がらせる存在となり…。

• JOEL SCHUMACHERジョエル・シューマカー

• MICHAEL DOUGLAS マイケル・ダグラス ／樋浦勉（吹替）
• ROBERT DUVALL ロバート・デュヴァル ／池田勝（吹替）
• RACHEL TICOTIN レイチェル・ティコティン ／佐々木優子（吹替）
• BARBARA HERSHEY バーバラ・ハーシー ／高島雅羅（吹替）
• FREDERIC FORREST フレデリック・フォレスト ／小室正幸（吹替）