輝く夜明けに向かって
人種隔離政策“アパルトヘイト”が行なわれていた頃の南アフリカ共和国で、非人道的な政府に対し“自由の戦士”として闘った実在の人物パトリック・チャムーソの半生を描いた社会派サスペンス・ドラマ。監督は『ボーン・コレクター』のフィリップ・ノイス。出演は『ミスティック・リバー』のティム・ロビンスと『きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー』のデレク・ルーク。【ストーリー】1980年、南アフリカ共和国。セクダン石油精油所で働くパトリック・チャムーソは家族と共に満ち足りた生活を送り、政治にはまったく無関心だった。一方、政府のアパルトヘイト政策を忠実に推し進める公安部テロ対策班のニック・フォス大佐は、テロリストの一掃に尽力していた。そんなある日、精油所で反政府組織アフリカ民族会議(ANC)のによるテロが発生、パトリックにも容疑が掛かり、拷問による厳しい尋問が行われる。結局、証拠不十分で釈放されたパトリックだったが、これをきっかけにANCの訓練に参加することに。やがて、ニックとパトリックは、新たなテロ計画をめぐって再び対峙することになるが…。