前作から１６年ぶりに製作されたシリーズ第６弾。シルヴェスター・スタローンが監督・脚本を務め、老境に入った主人公の静かな日々とラストファイトに懸ける姿を、ロッキーそのままの存在感で演じる。フィラデルフィア美術館を駆け上がる場面をはじめ名シーンを随所に挿入することで、ロッキーの過去と現在を対比。父と子の間の軋轢と和解、過去の栄光の呪縛からの解放など、長期シリーズにふさわしい様々なテーマを含んでいる。

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ボクサーとして一線から退いて幾年、現在は地元で小さなレストランを経営しているロッキー。最愛の妻エイドリアンは既に他界し、息子は父に反発して家を出ていた。そんなロッキーの喪失感を埋めてくれたのが、昔世話をしたことのある女性マリーとの思わぬ再会だった。今ではシングルマザーとして一人息子と暮らすマリーとの交流を通して、再び心に熱い思いを取り戻したロッキーは、もう一度ボクシングを始めようと決意する…。

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