ジョシュア 悪を呼ぶ少年[吹]
疎外感から心が歪み奇怪な行動をとるようになった9歳の息子によって、一家が不可解な現象に苛まれ、家庭崩壊していくさまを描いたサイコ・スリラー。監督はこれが日本初紹介となるジョージ・ラトリフ。出演は本作で劇場映画デビューのジェイコブ・コーガンと『コンフェッション』のサム・ロックウェル。
【ストーリー】株式仲買人として成功したブラッドは、妻アビーと9歳になる息子、そして生まれたばかりの娘とマンハッタンで幸せに暮らしていた。そんな恵まれた環境で育つ息子のジョシュアはちょっと風変わりな優等生タイプの少年。彼は家の中でもきちんとした服装で過ごし、物静かで、同年代の子たちより言動が大人びている。そんな彼は、家族が赤ん坊の妹ばかりを気に掛けていると感じ、次第に疎外感から心が歪んで奇怪な行動をとり始める。やがて、ペットの犬が急死したり、不気味な物音が頻発するようになったり、さらには育児ノイローゼ気味だったアビーの症状が悪化してしまうなど、一家に不穏な空気が漂い始めるが…。