その名にちなんで[吹]
アメリカへ移住したインド人の夫婦とその息子の30年間に渡る長き歩みを描いた、同名ベストセラー小説を映画化した家族ドラマ。監督は『モンスーン・ウェディング』のミーラ・ナイール。出演は『鉄板英雄伝説』のカル・ペンと『VIRASAT(ヴィラサット)〜愛と宿命の決断〜』のタブー。
【ストーリー】1974年、インド。学生のアショケは列車での旅の途中、親しくなった老人から“海外に出て経験を積め”と薦められる。その直後、列車は事故に遭うが、アショケは手にしていた本の切れ端が目印になり、奇跡的に救出される。彼の命を救った本のタイトル、それはニコライ・ゴーゴリの「外套」だった。3年後、アメリカの大学に進学したアショケは故郷コルコタで見合いをして、アシマという女性を妻に迎えることに。彼女とニューヨークで新婚生活を始め、やがて夫婦の間には元気な男の子が誕生、ゴーゴリと名付けられた。しかし、ゴーゴリは成長するに従って自分の名前を嫌がるようになっていく…。