イントゥ・ザ・ワイルド[吹]
ジョン・クラカワーのベストセラー・ノンフィクション「荒野へ」を映画化。恵まれた境遇にありながら突然すべてを捨て、過酷なアラスカの大自然に向けて旅に出た一人の青年の姿を描いたヒューマン・ドラマ。監督は『インディアン・ランナー』のショーン・ペン。出演は『スピード・レーサー』のエミール・ハーシュと『ミスト』のマーシャ・ゲイ・ハーデン。
【ストーリー】1990年夏、ジョージア州の大学を卒業した22歳のクリスは、通帳にあった預金全額を慈善団体に寄付し、家族に何も告げることなく無一文でアラスカへと旅に出る。クリスは旅の道中で、様々な出会いや経験を重ねていく。サウスダコタでは陽気な兄貴分ウェインと親交を深め、アウトサイダーたちが集うスラブ・シティでは美しい少女トレイシーと出会う。また、カリフォルニアで巡り会った老人ロンとは世代を超えた友情を育むのだった。行く先々で別れを惜しまれながらも、彼の意志は揺るぐことなく一途にアラスカを目指し続ける。やがて、ついに積雪のアラスカ山岳地帯に辿り着き、険しい山中へと分け入っていくクリスだったが…。