敦煌
井上靖の同名小説を壮大なスケールで映画化。11世紀の宗が支配する中国を舞台に、シルクロードを渡って新興国・西夏に向かう若者と砂漠に生きる人々との衝突や交流を描いた歴史劇。監督は『男たちの大和/YAMATO』の佐藤純彌。出演は『ザ・マジックアワー』の佐藤浩市と『釣りバカ日誌』シリーズの西田敏行。
【ストーリー】科挙を目指す青年・行徳は未知の新興国・西夏の文化に興味を持ち、現地へと旅立った。そしてその道中、西夏の漢人部隊を率いる朱王礼に徴用され、書記として同行することに。また合戦のさなか、敵対関係にあるウイグルの王女ツルピアと偶然に出会い、行徳が彼女をかくまったことをきっかけに、互いに惹かれ合っていく。しかしある時、西夏の皇帝・李元昊に留学を命じられた行徳は、ツルピアを朱王礼に預けてしばしの間、離ればなれになることに。こうして数年後、ようやく留学先から戻った行徳だったが、かくまわれていたはずのツルピアは李元昊に政略的にめとられようとしていた。すると婚礼の当日、ツルピアはある行動に出るのだが…。