市民ケーン
オーソン・ウェルズ監督・主演による人間ドラマの名作。新聞王の遺した謎の言葉を軸に、絶大な権力者の孤独な人生を描いてゆく。
放送日時
解 説
天才監督オーソン・ウェルズが若干25歳にして、その才能を映画界に刻みつけた人間ドラマの名作。富と権力を欲しいままにしながらも、孤独で空虚な新聞王の人生をパズル状に構成した巧みな脚本、鮮やかな演出、パン・フォーカスによる撮影など、完成度の高さは今見ても色褪せない。アカデミー賞では脚本賞を受賞。当時の新聞界の大物ランドルフ・ハーストをモデルにしていたため、大きな物議を醸した点も話題を呼んだ。
あらすじ
ある日、新聞王ケーンが“バラのつぼみ”という謎の言葉を最後にこの世を去った。その記事に取りかかっていたニュース記者のトンプソンは、謎の言葉を明らかにして故人の実像を掘り下げるべく、生前のケーンをよく知る人々に取材することに。強引な手腕で新聞界に君臨した青年期から、政界への進出に失敗した人生の下降期まで、ケーンの実像が次々と明らかになっていくが…。
★アカデミー脚本賞受賞。
監 督
- ORSON WELLESオーソン・ウェルズ
出 演
- ORSON WELLES オーソン・ウェルズ
- JOSEPH COTTEN ジョゼフ・コットン
- DOROTHY COMINGORE ドロシー・カミンゴア
- EVERETT SLOANE エヴェレット・スローン
- AGNES MOOREHEAD アグネス・ムーアヘッド
ジャンル | ドラマ |
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本編時間 | [字]121分 |
制作 | 1941年 アメリカ |
原題 | CITIZEN KANE |