ベン・スティラー 人生は最悪だ![R15+相当]
ロサンゼルスを舞台に、精神科病院を退院してきたばかりの孤独な四十男と彼の周囲の人物との触れ合いをシリアスかつコミカルに描いたヒューマン・ドラマ。
『ナイト ミュージアム』のベン・スティラーが、孤独な40代の男性をシリアスに演じた人間ドラマ。同じ境遇の女性と主人公が出会い、やがて彼の病める心を再生させてゆく様を描いているが、そこにアメリカ西海岸と東海岸の文化の違いを絡めているのが面白い。1980年代に若手女優として人気のあったジェニファー・ジェイソン・リーは、ノア・バウムバック監督と共同で念願の企画を映画化し、現在は彼の妻になっている。
【ストーリー】精神科病院を退院したばかりの40歳無職、元ミュージシャンのロジャー。孤独な生活を送っていた彼は、若くして成功した弟の留守を預かるため、久しぶりにロサンゼルスに戻ってくる。弟宅にいる6週間はあえて何もしないで過ごすと決めたロジャーは、かつての友人たちと連絡を取り合おうと試みるが、彼らが今も変わらぬ友人ではないと悟る。そんな中、彼は弟の家に通う家事手伝いのフローレンスと親しくなるが…。