クエンティン・タランティーノによる脚本を原案に、殺人者カップルの型破りな逃避行をオリヴァー・ストーン監督が活写。粒子の粗い映像やアニメを織り交ぜ、破天荒な展開を際立たせる手腕はさすが。主演2人の役へのハマり具合も見事で、名作『俺たちに明日はない』のボニー＆クライドを彷彿とさせる。また、ストーン作品らしく暴力をエンタテインメントに仕立ててしまうメディアへの批判も込められており、奥深さも感じさせる。

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マロリーは幼い頃から父親に性的虐待を受け、母親はそれを見ているだけだった。そんなある日、彼女は食肉店の配達人だったミッキーと出会う。互いに一目惚れした二人は、やがてマロリーの両親を惨殺して自由の身となる。そして、この殺人を皮切りに次々と殺人を重ねていくミッキーとマロリー。国道をひた走りながら、彼らは2週間で52人もの人間を殺し続ける。マスコミはこの異常な殺戮に注目し、激しい報道合戦を展開する…。

★ヴェネチア国際映画祭 審査員特別賞、イタリア批評家賞（ジュリエット・ルイス）受賞。

• OLIVER STONEオリヴァー・ストーン

• WOODY HARRELSON ウディ・ハレルソン ／中田和宏（吹替）
• JULIETTE LEWIS ジュリエット・ルイス ／雨蘭咲木子（吹替）
• ROBERT DOWNEY JR. ロバート・ダウニーＪｒ． ／大塚芳忠（吹替）
• TOMMY LEE JONES トミー・リー・ジョーンズ ／樋浦勉（吹替）
• TOM SIZEMORE トム・サイズモア ／江原正士（吹替）