人間の本質を描き続けてきたピーター・ウィアー監督が、シベリアの収容所から脱出し６５００キロもの距離を徒歩でインドまで移動したポーランド人兵士スラヴォミール・ラウイッツの手記「脱出記　シベリアからインドまで歩いた男たち」を忠実に映画化。ナショナルジオグラフィック協会が協賛した、大自然の過酷さを捉えた映像は美しくも圧巻で、生き抜くことで戦争に抗う主人公の姿と対比されている点にも注目。

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１９４０年、ポーランド軍兵士のヤヌシュは身に覚えのない罪でソ連当局に逮捕され、シベリアの収容所に送られる。２０年もの刑期を宣告された彼は、６人の仲間と共に脱出計画を練る。猛吹雪を利用して追跡の手を逃れ、装備も食料も乏しい中でついに脱走に成功する一行。ソ連と同じく共産主義国家である中国へたどり着くものの、完全なる自由を求めるヤヌシュはイギリス領インドを目指し、さらなる旅を続ける決心をするのだが…。

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