米国でも活躍したフランス人監督ジャン・ルノワールが、１９５４年に故郷へ戻って製作・監督したミュージカル。“フレンチ・カンカン”誕生のプロセスに仏映画らしい恋愛の模様も織り込まれ、ベルエポック時代のパリが華やかに描かれる。舞台となるナイトクラブ“ムーラン・ルージュ”の専属歌手だったジャン・ギャバンが主演し、エディット・ピアフら有名シャンソン歌手が競演。ラスト３０分の豪華絢爛なカンカン・ショーは圧巻！

１８８８年のパリ。上流階級向けのバーを経営するダングラールは、ある日、モンマルトルのキャバレーで見初めた踊り子ニニのカンカン踊りに触発される。彼は早速その店を買い取り、“ムーラン・ルージュ”と改名。カンカンのショーをメインとした娯楽の殿堂にしようとする。だが、店の元スターであるローラとニニが反発を繰り返し、それに伴うトラブル続きで開店計画がなかなか順調に進まずにいたのだが…。

• JEAN RENOIRジャン・ルノワール

• JEAN GABIN ジャン・ギャバン
• FRANCOISE ARNOUL フランソワーズ・アルヌール
• MARIA FELIX マリア・フェリクス
• EDITH PIAF エディット・ピアフ
• MICHEL PICCOLI ミシェル・ピコリ