自転車泥棒

ヴィットリオ・デ・シーカ監督によるネオレアリズモの名作ドラマ。自転車を盗まれた男性が、幼い息子と共にその行方を探し歩く姿を描く。

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解 説

第二次大戦後のイタリアで生まれた、現実描写による作品群“ネオレアリズモ”の代表作。盗まれた自転車を探して親子が彷徨う姿を、野外ロケ中心でドキュメンタリー風に撮影。生々しい街の様子をカメラに収めることで、戦後の苦境を必死に生きる人々の姿を現実とダブらせて描いた人間ドラマ。親子を演じた2人は演技経験ゼロの素人ながら生活感が滲み出す好演を披露。心を動かすラストは世界中で評価され、アカデミー賞にも輝いた。

あらすじ

戦後混乱期のイタリア。不況で数多くの失業者が溢れる中、妻子を抱えたアントニオは2年ぶりにポスター貼りの仕事を手に入れる。妻の嫁入り道具だったシーツと交換で、質屋から仕事に必要な自転車を取り戻すと、街に出てポスターを貼り始める。だが、慣れない仕事の最中、ほんのわずかな隙に自転車が盗難に遭ってしまう。警察からも相手にされず、困り果てたアントニオは、幼い息子ブルーノを連れて自転車を探して歩くのだが…。

★アカデミー特別賞受賞。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ
本編時間 [字]90分
制作 1948年 イタリア
原題 LADRI DI BICICLETTE
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