『死刑台のエレベーター』の名匠ルイ・マルが製作、監督、脚本を担当し、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したドラマ。ナチス占領下のフランスで子ども時代を過ごした監督の強い自伝的要素の下、カトリックの寄宿学校で暮らす主人公の少年と、心を通わせるユダヤ人転入生の物語が綴られる。無邪気な日常生活と時代を反映した人間関係を淡々と描くことによって、子どもの目から見た戦争の残酷さが静かに浮かび上がる。

１９４４年、ナチス占領時代のフランス。休暇を終えて疎開先のカトリックの寄宿学校に戻ってきた１２歳のジュリアン・カンタンは、同じクラスに転入してきた少年ジャン・ボネと出会う。成績は優秀だが、なかなか級友と打ち解けようとしないジャン。そんな彼が気にかかるジュリアンは、趣味の読書をきっかけに、ジャンと親交を深めてゆく。だがあるとき、ジュリアンはジャンが偽名を使って転入してきたユダヤ人であることを知る…。

★ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞。

• LOUIS MALLEルイ・マル

• GASPARD MANESSE ガスパール・マネッス
• RAPHAEL FEJTO ラファエル・フェジト
• FRANCINE RACETTE フランシーヌ・ラセット
• STANISLAS CARRE DE MALBERG スタニスラス・カレ・ド・マルベール
• PHILIPPE MORIER GENOUD フィリップ・モリエ・ジェヌー