従軍体験やジャーナリストとして培った感性で社会を見つめ、ひとクセあるエンタテインメント作品を数多く手掛けたサミュエル・フラー監督が、当時、超人気アイドル女優だったクリスティ・マクニコルを主演に迎えた社会派サスペンス。黒人だけに牙を剥く攻撃犬“ホワイト・ドッグ”を巡る新人女優や調教師たちのドラマを描きつつ、人種差別にも鋭くメスを入れる。巨匠エンニオ・モリコーネによる音楽も物語に重みを与えている。

ある晩、大きな白い犬を車で轢いてしまった大部屋女優ジュリー。犬を治療し、ひとまず家に連れて帰ったジュリーだが、部屋に侵入した強盗をその犬が撃退したことから、彼女は犬と一緒に暮らし始める。だがある日、姿を消した犬が血塗れで帰宅。さらにはジュリーの共演者も襲われてしまう。その犬は、人種差別主義者によって黒人だけを襲うよう調教された“ホワイト・ドッグ”だったのだ…。

• SAMUEL FULLERサミュエル・フラー

• KRISTY McNICHOL クリスティ・マクニコル
• PAUL WINFIELD ポール・ウィンフィールド
• BURL IVES バール・アイヴス
• JAMESON PARKER ジェームソン・パーカー
• CHRISTA LANG クリスタ・ラング