スティーヴ・マックイーン主演のメロドラマ。『マンハッタン物語』でもマックイーンと組んだロバート・マリガン監督が、劇作家として知られるホートン・フートの戯曲を映画化。アクション俳優として一時代を築いたマックイーンが、ここではロカビリーにのめり込む仮出所中の男を好演。歌手としての成功を夢見て、夫や父親としてやり直そうと決意しながらも悪循環に陥ってゆく男の悲劇を内省的に演じる。

テキサスの小さな町。仮出所したヘンリーは、妻ジョージェット、初めて見る娘マーガレットと対面を果たす。家族３人でハイウェイ近くに小さな家を借り、酒場の歌手として新生活をスタート。歌の世界で成功すれば家族の皆が幸せになれると希望を抱くヘンリーだったが、ある夜、客と喧嘩し袋叩きに遭ってしまう。さらに、養母で後見人のケイト夫人が死去。その遺産が自分の手に入らないことを知った彼は荒れはじめるが…。

• ROBERT MULLIGANロバート・マリガン

• STEVE McQUEEN スティーヴ・マックイーン
• LEE REMICK リー・レミック
• DON MURRAY ドン・マレー
• KIMBERLY BLOCK キンバリー・ブロック
• JOSEPHINE HUTCHINSON ジョセフィン・ハッチンスン