人間をミクロ化し、体内で白血球や抗体と戦うという設定が今なお新鮮なＳＦ映画。ＣＧ以前の“特撮”による手作り感覚満載の表現、紅一点ラクエル・ウェルチが身にまとうボディスーツ、スパイものの要素を含んだストーリーと、見どころは多数。また、シュールレアリスムの代名詞的存在である画家ダリが美術を手がけた幻想的な場面は、後の多くの映像作品に影響を及ぼした。アカデミー賞で美術監督・装置賞と特撮視覚効果賞を受賞。

脳内出血の重傷を負った科学者の命を救うため、想像もつかない治療法が試みられることになった。それは人間をミクロサイズに縮小した“ミニチュア医療チーム”を血管内に送り込み、身体の内側から脳の血栓を破壊するというものだった。医療チームの護衛役に選ばれたグラントは、デュバル博士率いる外科チームと共に特殊潜航艇「プロメテウス号」に乗り込む。だが、彼らが体内にいられるのは１時間というタイムリミットがあった…。

★アカデミー賞美術監督・装置賞（カラー）、特殊視覚効果賞受賞。

• RICHARD FLEISCHERリチャード・フライシャー

• STEPHEN BOYD スティーヴン・ボイド
• RAQUEL WELCH ラクエル・ウェルチ
• EDMOND O'BRIEN エドモンド・オブライエン
• DONALD PLEASENCE ドナルド・プレゼンス
• ARTHUR KENNEDY アーサー・ケネディ