顔のないヒトラーたち
アウシュヴィッツ収容所の存在が、ドイツ国内で認識されていなかったという衝撃的史実を描いた重厚な人間ドラマ。
放送日時
解 説
第二次大戦中にアウシュヴィッツ収容所で行われた虐殺の真実を明らかにし、ドイツの歴史認識を大きく変えた裁判が開かれるまでの道のりを追った重厚な人間ドラマ。戦後十数年が経過したドイツで、周囲の反対を押し切ってナチスの犯罪を追及する若き検察官の苦難の闘いを、実話を基に描いてゆく。戦時中に同様のファシズム下にあったイタリア出身の監督による客観的な視点が介在することで、公平性を保っている点も本作の特徴。
あらすじ
1958年、西ドイツ。経済が復興し、戦争は過去のものとして忘れ去られようとしていた。強制収容所で妻子を失ったユダヤ人のシモンは、元ナチス親衛隊の男が教鞭を振る姿を見つけるが、その訴えはもみ消されてしまう。アウシュヴィッツ収容所でナチスの残忍な行いを知った若き検察官ヨハンは、シモンやジャーナリストのグニルカらの力を借り、悪行を咎められることなく生きる元党員たちの罪を問おうとするのだが…。
- 字幕版
監 督
- GIULIO RICCIARELLIジュリオ・リッチャレッリ
出 演
- ALEXANDER FEHLING アレクサンダー・フェーリング
- FRIEDERIKE BECHT フリーデリーケ・ベヒト
- ANDRE SZYMANSKI アンドレ・シマンスキ
- GERT VOSS ゲルト・フォス
- JOHANNES KRISCH ヨハネス・クリシュ
ジャンル | ヒューマン / 社会派 |
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本編時間 | [字]124分 |
制作 | 2014年 ドイツ |
原題 | IM LABYRINTH DES SCHWEIGENS |