白いリボン

カンヌ国際映画祭パルムドールに輝いたミステリー。ミヒャエル・ハネケ監督が北ドイツの小さな村を舞台に人間の心の闇を描く。

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解 説

『ピアニスト』の鬼才ミヒャエル・ハネケ監督が贈るミステリー。ナチス台頭時代の大人たちがまだ子供だった1910年代を舞台に、北ドイツの静かな村で生まれた小さな悪意と暴力の連鎖が、やがて戦争へとなだれ込んでゆく様が描かれる。モノクロ映像で映し出される人間の暗部と緊迫感によって、ナチズムへの予言を我々に突きつける。ハネケの集大成となった本作は、カンヌ国際映画祭パルムドールほか数多くの映画賞を受賞した。

あらすじ

1913年7月、第一次世界大戦前夜の北ドイツの小さな村。大地主の男爵を中心にプロテスタントの人々が静かに暮らすこの村で、数々の奇妙な事故が起こり始める。ドクターが自宅前に張られた針金のせいで落馬し、入院。男爵家では小作人の妻が転落死したほか、キャベツ畑が荒らされ、さらに男爵の長男が行方不明になる。犯人がわからないまま不安感を募らせる村人たち。やがて敬虔な村人たちの素顔が徐々に浮き彫りになってゆく。

★カンヌ国際映画祭 2009年パルム・ドール(ミヒャエル・ハネケ)受賞。

監 督

出 演

ジャンル ミステリー / ドラマ
本編時間 [字]146分
制作 2009年 ドイツ=オーストリア=フランス
原題 DAS WEISSE BAND - EINE DEUTSCHE KINDERGESCHICHTE
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