悪魔の手毬唄(1977)
2つの旧家によって支配される村に代々伝わる手毬唄どおりに起きる殺人事件に、名探偵・金田一耕助が挑む人気シリーズの第2弾。
放送日時
解 説
ミステリー作家・横溝正史の生んだ名探偵・金田一耕助の活躍を、市川崑監督と石坂浩二主演で描く大作ミステリーシリーズの第2弾。前作同様に日本家屋と地方の農村の情景を陰影深く映し出し、金田一耕助を狂言回し的なポジションに配して、謎解きの面白さ以上に情緒に訴えかけるストーリーを強調。若山富三郎演じる中年刑事・磯川の岸恵子演じるヒロインに向ける恋情、色味を抑えたシックな映像など監督の美意識が随所に光る。
あらすじ
文明社会から遠く離れた岡山と兵庫の県境にある鬼首村。そこでは2大勢力の由良家と仁礼家の確執が昔から絶えなかった。鬼首村出身の人気歌手・大空ゆかりこと別所千恵が久々に帰省し、歓迎会の晩に由良家の者が殺される。さらにその通夜の晩、今度は仁礼家の者が死体となって発見される。金田一耕助は、村に古くから伝えられる手毬唄になぞらえた見立て殺人であることに気づき、20年に起きた悲劇に鍵があると推理するが…。
監 督
- KON ICHIKAWA市川崑
出 演
ジャンル | ミステリー / サスペンス |
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本編時間 | [字]145分 |
制作 | 1977年 日本 |
原題 | - |