『パリ、テキサス』や『ベルリン・天使の詩』のヴィム・ヴェンダース監督が、１９７３年に製作したロードムービー。ヴェンダース自身が脚本も手掛け、アメリカに旅行記執筆で来ていたドイツ人ジャーナリストと少女との心の交流を描く。音楽を手掛けたのは人気ロックバンドのＣＡＮ。リュディガー・フォーグラー主演の『まわり道』、『さすらい』へと繋がる３部作の第１弾で、本作をきっかけに“ロードムービー”という言葉が誕生。

ポラロイドカメラで風景を撮り続けながらアメリカ東海岸を旅するフィリップは、ドイツの出版社と約束している旅行記が書けないまま、１ヶ月が過ぎていることを気にしていた。ある日、航空会社の入口の回転ドアで不思議な少女アリスとその母リザに出会ったフィリップは、ひょんなことからアリスを預かり、アムステルダムまで連れていくことに。だが待ち合わせ場所にリザは現れない。アリスの記憶を頼りに祖母の家を探し始めるが…。

• WIM WENDERSヴィム・ヴェンダース

• RUDIGER VOGLER リュディガー・フォーグラー
• YELLO ROTTLANDER イエラ・ロットレンダー
• LISA KREUZER リザ・クロイツァー
• EDDA KOCHL エッダ・ケッヒェル
• ERNEST BOEHM アーネスト・ベーム