息子ロレンツォを助けるため、一から医学知識を勉強して奔走する母親役を演じた『デッドマン・ウォーキング』のスーザン・サランドンの迫真の演技に注目。夫婦が専門家を訪ね歩いてディスカッションしたり、研究会を開いたりなどといった実話に基づくエピソードが丹念に描かれていく。ラストシーンに映し出される写真の数々は、夫妻が考案したオイルで実際に命が助かった子供たちの笑顔。

ロレンツォのオイル／命の詩［吹］はコチラ＞＞

オドーネ夫妻は幼い息子ロレンツォとともに平穏な日々を過ごしていた。ところが、５歳になったロレンツォに異状が現れる。診察の結果、彼は副腎白質ジストロフィー（ＡＬＤ）という難病に冒されており、長くて２年の命と宣告される。医者からも見放され、次第に体の機能が低下していくわが子を見ながら、オドーネ夫妻は自分たちの力でなんとか治療法を見つけようと必死の思いでＡＬＤの研究を始めるのだった…。

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