低予算映画のクルーがゾンビに襲われる姿を３７分のワンカット映像で描き、鑑賞後に最初から見返したくなるような練りに練られた構成によって観客を虜にした異色のホラーコメディ。口コミで火が付き、東京２館での上映から全国公開に拡大されロングランヒットを記録。海外の映画祭でも話題を集めて数々の賞を受賞した。本作で劇場長編デビューを飾った上田慎一郎監督とともに、撮影時はほぼ無名だった出演者たちも一躍人気者に。

山奥の廃墟でとある自主映画のクルーがゾンビ映画を撮影していた。リアリティに固執する監督はなかなかＯＫを出さず、テイクを重ねるばかり。現場は行き詰まっていた。そんな中、キャストたちがこの廃屋にまつわる忌まわしき都市伝説を耳にする。すると、本物のゾンビが現場に現れ、撮影クルーを襲撃。しかし監督は、恐怖に泣き叫ぶ俳優たちに嬉々としてカメラを向け、撮影を続行。撮影現場は奇妙なパニック状態と化してゆく…。

• SHINICHIRO UEDA上田慎一郎

• TAKAYUKI ＨＡＭＡＴＵ 濱津隆之
• SYUHAMA HARUMI しゅはまはるみ
• MAO 真魚
• KAZUAKI NAGAYA 長屋和彰
• YUZUKI AKIYAMA 秋山ゆずき