テス

ナスターシャ・キンスキー主演、ロマン・ポランスキー監督の文芸大作。イギリスの農村を舞台に、薄幸の女性の波乱の生涯を描く。

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解 説

トマス・ハーディの小説「ダーバヴィル家のテス」を映画化した文芸ドラマ。当時18歳のナスターシャ・キンスキーが、凛とした佇まいで逆境に耐える主人公テスを演じ、強烈な存在感を刻みつけている。荒涼としたイギリス東北部の農村風景を印象派絵画のような映像で構成。ロマン・ポランスキー監督の抑制の効いた演出が発揮され、フランスのセザール賞で作品賞や監督賞、アメリカのアカデミー賞では撮影賞など国際的な評価を得た。

あらすじ

19世紀末、イギリスのドーセット地方。貧しい小作農の娘テスは、遠縁にあたる裕福なダーバヴィル家へ奉公に出される。テスの美貌に目をつけた当主の息子アレックは、彼女を犯して妊娠させる。実家へ戻って出産するも赤ん坊は死んでしまい、テスはまた別の農場へ。そこでエンジェルという青年と出会い、恋に落ちて彼からの求婚を受け入れる。しかし結婚式の夜、テスの過去を知った彼は失望し、彼女を置いて外国へ旅立つ…。

★アカデミー撮影賞、美術監督・装置賞、衣装デザイン賞受賞。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ / ラブロマンス
本編時間 [字]174分
制作 1979年 イギリス=フランス
原題 TESS
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