ヴィム・ヴェンダース監督の代表作『ベルリン・天使の詩』の続編。前作の主人公、天使ダミエルが人間になったことで取り残された友人のカシエルを主人公にしたファンタジー。東西ドイツが統一されたことで前作の象徴だった“ベルリンの壁”が過去のものになっている点や、冷戦を終結に導いたソ連の元書記長ミハイル・ゴルバチョフの出演など、時代の記録という側面も持つこととなった。カンヌ国際映画祭では審査員グランプリ受賞。

友人のダミエルがいなくなり、取り残された天使カシエルはひとり寂しく勝利の天使のモニュメントに座って人間たちの観察を続けていた。だが、ベルリンの壁が崩壊して時代が変わった今、彼も人間になりたいと願っていた。そんなカシエルとの信頼関係が失われつつあることを知りながらも、恋人の天使ラファエルは彼を見守っていた。ある日、少女を助けたカシエルは人間になる望みを叶えるが…。

★カンヌ国際映画祭審査員グランプリ（ヴィム・ヴェンダース）受賞。

• WIM WENDERSヴィム・ヴェンダース

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