『道』『カビリアの夜』とフェデリコ・フェリーニ監督の三部作と称される人情悲喜劇。純真な人々を騙す詐欺師三人組の旅を描く。

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解 説

『道』のフェデリコ・フェリーニ監督が、再び人間の良心をテーマにした人情悲喜劇。『道』『カビリアの夜』と並ぶ三部作として知られる作品。主演は『オール・ザ・キングスメン』のブロデリック・クロフォード。共演はフェリーニの妻であるジュリエッタ・マシーナ、テレビシリーズ「原子力潜水艦シービュー号」のネルソン提督役で日本でも人気を得たリチャード・ベイスハート。もの悲しいラストシーンが、切ない余韻を残す。

あらすじ

初老の男オーギュスト、売れない画家カルロ、そしてロベルトの三人組は詐欺をしながら旅をしている。オーギュストが司祭に扮し、カルロが副司祭となり、ロベルトが運転手を務め、予め埋めてある偽の財宝を掘り出しては人々から喜捨を受けとる手口を繰り返している。ある農夫から、足が不自由な自分の娘に言葉をかけてほしいと頼まれたオーギュストは、その娘の純真さにふれて良心が疼く。それをきっかけに仲間割れが起きてしまう。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ
本編時間 [字]92分
制作 1955年 イタリア=フランス
原題 IL BIDONE
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