誘拐・監禁事件の被害者が、犯人に連帯感や好意を抱いてしまうという心理学用語“ストックホルム症候群”。その語源となった１９７３年の「ノルマルム広場強盗事件」を描くクライムドラマ。イーサン・ホークがハイテンションな銀行強盗犯を熱演。人質女性を『ミレニアム』シリーズのノオミ・ラパスが演じ、極限状況で生じる不思議な共感心理を描き出す。監督は『ブルーに生まれついて』でもホークと組んだロバート・バドロー。

１９７３年のスウェーデン。何をやっても上手くいかない悪党のラースは、ストックホルムの銀行に押し入る。幼い娘を持つビアンカら３人を人質に取り、仲間のグンナーを刑務所から釈放させることに成功。続いて人質と交換に金と車を要求して逃走するはずが、警察は彼らを銀行内に封じ込める作戦に出る。大勢の報道陣に囲まれ、事件が長期戦となる中、犯人と人質の関係だったラースとビアンカたちに、不思議な連帯感が芽生え始める。

• ROBERT BUDREAUロバート・バドロー

• ETHAN HAWKE イーサン・ホーク
• NOOMI RAPACE ノオミ・ラパス
• MARK STRONG マーク・ストロング
• CHRISTOPHER HEYERDAHL クリストファー・ハイアーダール
• BEA SANTOS ベア・サントス