鬼火

ルイ・マル監督が死を決意した男の最期の48時間を描いたドラマ。ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞受賞など2冠に輝いた。

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解 説

『死刑台のエレベーター』のルイ・マル監督、モーリス・ロネ、ジャンヌ・モローが再集結したドラマ。アルコール依存症で生きる意味を見失い、死を決意した男の最期の48時間を描く。主演のロネは実際にアルコール依存症を患っていたといわれ、その退廃的なムードはリアル。ピアノの旋律が印象的なエリック・サティの音楽は、北野武監督作品に影響を与えたことでも知られる。ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞など2冠に輝いた。

あらすじ

アルコール依存症で入院療養中のアランは、死に執着するようになっていた。人生最後の日と定めた7月23日。彼は弾丸の入った拳銃を手に、パリに暮らす旧友たちの元を訪れる。安定した凡庸な家庭生活を送る友人、麻薬に溺れ物事を待つだけの退廃した日々を過ごすエヴァ…。晩餐会でもてなすソランジュの優しさも、アランの孤独感を募らせるだけだった。何一つ心動かすものに出会えないまま、やがてアランは療養所に戻るのだが…。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ
本編時間 [字]110分
制作 1963年 フランス
原題 LE FEU FOLLET
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