第二次世界大戦末期のフランスを舞台に、ナチスのユダヤ人迫害に対して迎合したフランス人たちがいたという負の側面を描いた戦争ドラマ。ドイツ警察に所属する１７歳の少年が、ユダヤ人少女に出会って変化してゆく姿が描かれる。監督は『死刑台のエレベーター』のルイ・マル。主演は２３歳の若さで亡くなったピエール・ブレーズ。ナチス占領下でも演奏を続けたギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトの楽曲を劇中で使用している。

第二次世界大戦末期、フランス西部の農村に住む十七歳の少年ルシアン。彼は、家計を助けるため清掃係として働きながら、同時に華やかな生活に憧れてゲシュタポの手先としても活動。祖国を裏切る行為を重ねていた。ある日、洋服屋の娘であるユダヤ人の美しい少女フランスと運命的に出会い、彼は一目で恋に落ちてしまう。ルシアンは彼女をナチスによる迫害から救うべく、彼女の祖母と三人でスペインへの脱走を図るのだが…。

• LOUIS MALLEルイ・マル

• PIERRE BLAISE ピエール・ブレーズ
• AURORE CLEMENT オーロール・クレマン
• HOLGER LOWENADLER オルガー・ローウェンアドラー
• THERESE GIEHSE テレーズ・ジエーズ
• STEPHANE BOUY ステファニ・ブイ