殺し(1962)[HDレストア版]

ベルナルド・ベルトルッチ監督、21歳のデビュー作。殺人事件の取り調べを受ける容疑者たちの証言から真相が暴かれてゆく。

殺し(1962)[HDレストア版] 場面写真

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解 説

ベルナルド・ベルトルッチ監督が、詩人としての師でもあるピエル・パオロ・パゾリーニの原作を得て、当時イタリア最年少の21歳で商業映画監督デビューを飾った作品。ローマで起きた中年娼婦の殺人事件を巡り、コソ泥を働く少年たち、休暇中の兵士、公園で少年たちを漁る同性愛の男など、取り調べを受ける容疑者たちの証言を通して、当日の様子が再現されてゆく。一見無関係に見えるそれぞれの日常が巧みに絡み合う構成が秀逸。

あらすじ

ローマ、テーヴィレ川の畔で中年娼婦の殺人事件が発生。容疑者たちが警察の取調べを受ける。仕事を探していたと証言する19歳の少年カンティッキアは、実は仲間とコソ泥を働いていた。被害者のヒモのカリッフォは、彼女に浮気を責められ派手な喧嘩を繰り広げていた。一方、被害者が客を取る公園にいたと目撃証言のあった2人の少年たちは、そこで出会った同性愛者の男のコートを奪って逃げていた。果たして、犯人は誰なのか?

監 督

出 演

ジャンル サスペンス / ドラマ
本編時間 [字]94分
制作 1962年 イタリア
原題 LA COMMARE SECCA
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