シシリーの黒い霧
ベルリン映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞した社会派ドラマ。義賊として名を馳せたシチリアの山賊サルバトーレ・ジュリアーノの暗殺事件を描く。
放送日時
解 説
シチリア独立運動の中心人物サルバトーレ・ジュリアーノ暗殺事件を、『コーザ・ノストラ』のフランチェスコ・ロージ監督がセミ・ドキュメンタリータッチで綴る社会劇。彼の死を通じてシシリー島の激動の歴史と、陰で蠢くマフィアと警察の黒い関係が浮かび上がる。ロージは共同脚本も手掛け、ロージとのコンビで知られるピエロ・ピッチオーニが音楽を担当。第12回ベルリン映画祭で銀熊賞(監督賞)に輝いた。
あらすじ
1950年のある日、シシリー島の小さな村で1人の男の射殺死体が見つかった。彼の名はサルバトーレ・ジュリアーノ。シシリーに独立運動が渦巻いた5年前、独立義勇軍の闘士としてファシスト政府に立ち向かった男だ。彼は一体、誰に殺されたのか?当局の捜査で、ジュリアーノがマフィアの一員であったことや、警察も絡んだ奇怪な当時の情勢が浮かび上がる。だが調べが進む中、事件の鍵を握る重要証人が裁判を前に殺されてしまう。
★ベルリン国際映画祭銀熊賞(フランチェスコ・ロージ)受賞。
監 督
- FRANCESCO ROSIフランチェスコ・ロージ
出 演
- FRANK WOLFF フランク・ウォルフ
- SALVO RANDONE サルヴォ・ランドーネ
- PIPPO AGUSTA ピッポ・アグスタ
- SENNUCCIO BENELLI セヌッチョ・ベネッリ
- GIUSEPPE CALANDRA ジュゼッペ・カランドラ
ジャンル | サスペンス / ドラマ |
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本編時間 | [字]127分 |
制作 | 1961年 イタリア |
原題 | SALVATORE GIULIANO |