郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942)

ルキノ・ヴィスコンティの長編初監督作となる犯罪ドラマ。北イタリアを舞台に官能と愛欲に囚われた1組の男女が辿る運命を描く。

郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942) 場面写真

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解 説

アメリカの作家ジェームズ・M・ケインの小説を映画化した、イタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンティの長編監督デビュー作。暗く荒涼とした北イタリアの大地を舞台に、官能と愛欲に囚われた一組の男女が辿る運命を描く。赤裸々な人間描写が「堕落している」との理由で検閲に引っ掛かり、公開当時2日で上映禁止の憂き目に遭った。生々しい現実を切り取る映像表現は、世界の映画史の流れを変えた“ネオレアリズモ”の先駆けの作品。

あらすじ

ポー河沿いにあるレストラン。経営者ブラガーナの妻ジョヴァンナは、一回りも年の離れた夫との生活に辟易し、退屈な毎日を送っていた。そんなある日、店に魅力的な風来坊ジーノが現れる。たちまち惹かれ合ったジョヴァンナとジーノは、ブラガーナに隠れて密会を繰り返すようになる。一度は駆け落ちを決行しながらも別れた2人だったが、偶然の再会をきっかけに邪魔となったブラガーナを殺害。2人で新しい生活を始めるのだが…。

  • PG12字幕版

監 督

出 演

ジャンル サスペンス / ドラマ
本編時間 [字]128分
制作 1942年 イタリア
原題 OSSESSIONE
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