揺れる大地

ルキノ・ヴィスコンティ監督によるネオレアリズモの代表作。仲買人の不当な搾取に憤る若い漁師の独立に対する闘いと苦悩を描く。

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解 説

ルキノ・ヴィスコンティ監督が一人の若者の闘いと挫折を通じて労働者の実態を描いたドラマ。全編、舞台となるシチリアの漁村でロケ撮影を行い、プロの俳優を使わずに現地の住民を俳優として起用。現地の方言を用いて彼らの日常を演じさせるという徹底したリアリズムの下、撮影に6か月を費やしたネオレアリズモの代表作。全3部作の構想だったが、資金が続かず、第一部に当たる本作のみで終わったという逸話も残る。

あらすじ

シチリアの小さな漁村アーチ・トレッツァ。漁師に対する仲買人たちの不当な搾取に憤ったヴァラストロ家の長男ウントーニは、騒動を起こして警察に逮捕される。間もなく釈放された彼は、自宅を抵当に銀行から融資を受け、独力で事業を開始。一か月後、イワシの大漁で事業は軌道に乗り、ウントーニは恋人ネッダと愛を育んでいた。順風満帆かと思われたが、嵐の日に漁に出たウントーニは漁船を破壊され、すべてを失ってしまう…。

★ヴェネチア国際映画祭 国際賞(最優秀作品賞)ルキノ・ヴィスコンティ

監 督

出 演

ジャンル ドラマ
本編時間 [字]162分
制作 1948年 イタリア
原題 LA TERRA TREMA
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