イラン南部の刑務所で起きた死刑囚の行方不明事件の顛末を描いた、俊英ニマ・ジャウィディ監督による社会派ミステリー。『ジャスト６．５　闘いの証』で麻薬組織のボス役を印象深く演じたナヴィッド・モハマドザデーと、イラン映画界の人気女優パリナーズ・イザドヤールが共演。シリアスな雰囲気の中にもブラックユーモアと風刺、叙情性を巧みに盛り込み、イラン映画批評家＆脚本家賞で作品賞・監督賞・脚本賞など主要部門を制覇。

１９６６年、革命前のイラン南部にある刑務所では新空港の建設のために取り壊しが決定し、囚人たちの移送の準備が着々と進められていた。そんな中、一人の死刑囚が行方不明になる。刑務所長のヤヘド少佐は、これが上層部に知られたら自らの進退に影響すると危惧し、敷地内を血まなこで捜索するが、一向に見つからない。やがて、消えた死刑囚が冤罪だった可能性が浮上する中、撤収の期限が刻一刻と迫るが・・・。

• NIMA JAVIDIニマ・ジャウィディ

• NAVID MOHAMMADZADEH ナヴィッド・モハマドザデー
• PARINAZ IZADYAR パリナーズ・イザドヤール
• SETAREH PESYANI セタレ・ペシャニ
• MANI HAGHIGHI マニ・ハギギ
• HABIB REZAEI ハビブ・レザイ