パリは霧にぬれて

ルネ・クレマン監督の心理サスペンス。パリを舞台に、互いに問題を抱えた倦怠期のアメリカ人夫婦が思いがけない危機に直面する。

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解 説

お互いに問題を抱えたままパリで暮らす倦怠期のアメリカ人夫婦が、思いがけない危機に直面する姿を綴る心理サスペンス。『太陽がいっぱい』のルネ・クレマン監督が、『リオの男』の脚本家ダニエル・ブーランジェと共同でアーサー・カバノーの小説「子供たちがいなくなった」を脚色。『俺たちに明日はない』のフェイ・ダナウェイが、終始アンニュイな雰囲気を漂わせつつ、精神の不安定な人妻を見事に演じている。

あらすじ

フィリップとジルは、8歳と4歳の子どもを連れ、パリで暮らすアメリカ人の夫婦。フィリップはアメリカの電子工学関連企業で最先端科学を仕事にしていたが、ある出来事が原因で辞職し、フランスに移住してからは著述業で生計を立てていた。一方、精神の不安定なジルは、時おり記憶が飛ぶことがあった。そんなある日、彼らの2人の子どもが何者かに誘拐される事件が発生。その裏には、恐るべき陰謀が隠されていた…。

監 督

出 演

ジャンル サスペンス / ドラマ
本編時間 [字]98分
制作 1971年 フランス
原題 LA MAISON SOUS LES ARBRES
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