肉屋(1970)

クロード・シャブロル監督の異色スリラー。心に傷を抱えた女性教師が肉屋の男と親密になり、やがて連続殺人に巻き込まれてゆく。

肉屋(1970) 場面写真

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解 説

ヌーヴェルヴァーグを代表するクロード・シャブロル監督が、自ら脚本も手がけた異色スリラー。惹かれあいながらも一線を越えられない男女の葛藤に連続殺人事件を絡め、人間の心の善と悪を執拗なまでに追及。シャブロル作品に数多く出演し、後に妻ともなったステファーヌ・オードランが、男を愛しながらも信じきることのできないヒロインを陰影豊かに演じる。不意に差し込まれる鮮烈なシーンがショッキング。

あらすじ

フランスの小さな村で教師をしているエレーヌは、同僚の結婚式に出席し、その村で生まれ育った帰還兵で今は家業の肉屋を営むポポールと偶然に知り合い、意気投合する。エレーヌは、肉を届けてくれたり、授業の手伝いをしてくれる彼に惹かれていく。しかし、そんな平穏な生活が一遍する連続殺人事件が発生。エレーヌはその事件現場に誕生日の記念にポポールに贈ったライターが落ちているのを発見するが…。

監 督

出 演

ジャンル サスペンス / ドラマ
本編時間 [字]90分
制作 1970年 フランス
原題 LE BOUCHER
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