ド・ラクロの恋愛小説を『バーバレラ』のロジェ・バディム監督が映画化。舞台を１８世紀貴族社会から１９５０年代末のパリの上流社会に置き換え、ある夫婦の退廃的な愛の行方を描く。同原作は後にスティーヴン・フリアーズ監督の『危険な関係（１９８８）』、ミロシュ・フォアマン監督の『恋の掟』、韓国映画『スキャンダル』など各国で翻案・映像化されている。３６歳で早世したジェラール・フィリップの晩年の代表作。

外交官夫婦のバルモンとジュリエットは、パリの社交界でも目立つ存在。しかし、実際の２人は、お互いの情事の成果を報告し合う奇妙な夫婦関係を続けていた。ジュリエットは、愛人だったアメリカ人のコートが若いセシルと婚約したことを知り、嫉妬心からバルモンにセシルを誘惑するように持ちかける。セシルを追ってフランスの南東にあるメジェーヴまできたバルモン。彼はそこで貞淑な人妻マリアンヌと出会い、本気になってしまう。

※４Ｋマスターを元にしたＨＤ原版で制作した高画質版。

• ROGER VADIMロジェ・ヴァディム

• JEANNE MOREAU ジャンヌ・モロー
• GERARD PHILIPE ジェラール・フィリップ
• JEANNE VALERIE ジャンヌ・ヴァレリー
• ANNETTE VADIM アネット・ヴァディム
• JEAN-LOUIS TRINTIGNANT ジャン＝ルイ・トランティニャン